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第一種動物取扱業の事業種別をわかりやすく解説|販売・保管・貸出し・訓練・展示ほか

第一種動物取扱業の許可を申請する際に、
最初につまずきやすいのが 「自分の事業はどの種別に当たるのか?」 という点です。

ペットショップなのか、トリミングサロンなのか、ドッグカフェなのか――
事業内容を正しく区分できないと、申請書を提出しても補正指示で大幅に遅れる原因になります。

この記事では、長野県で動物取扱業を開業したい方のために、
第一種動物取扱業の全6種別の内容と許可要件をわかりやすく解説します。


1. 第一種動物取扱業の6つの種別(すべて覚える必要アリ)

法律上、第一種動物取扱業は以下の6種類に分類されています。

  1. 販売業
  2. 保管業
  3. 貸出業
  4. 訓練業
  5. 展示業
  6. 競りあっせん業

それぞれ許可要件や管理方法が異なるため、
事業内容に最も近いものを正しく選ばなければなりません。


2. 種別ごとの具体的な内容と該当例

① 販売業(ペットショップ・ブリーダー)

動物を販売または販売のために展示する業務。

該当例

  • ペットショップ
  • ブリーダー
  • オークション用の展示
  • インターネット販売(実際に動物を扱う場合)

ポイント

  • 仕入れ先・販売先の管理が必須
  • 健康状態の記録・苦情対応の体制が求められる

② 保管業(トリミング・ペットホテル)

他人の動物を預かり、保管する業務。

該当例

  • トリミングサロン
  • ペットホテル
  • 一時預かりサービス
  • シッター(施設に預かる場合)

ポイント

  • 脱走防止策・温度管理・衛生基準が重点チェック
  • トリミングの場合、保管と併せて申請するケースが多い

③ 貸出業(動物レンタル)

動物を一時的に他人へ貸し出す業務。

該当例

  • ふれあい動物のレンタル
  • 学校・福祉施設への動物派遣
  • 撮影用動物レンタル

ポイント

  • 動物のストレス・移動環境に対する配慮が必須
  • 貸出先の管理記録が必要

④ 訓練業(しつけ・トレーニング)

動物に訓練を行う事業。

該当例

  • ドッグトレーニング
  • 問題行動の矯正サービス
  • 自宅訪問型のしつけ教室(動物を預かる場合)

ポイント

  • 訓練方法・使用器具の安全性
  • 動物福祉の観点から厳しいチェックあり

⑤ 展示業(猫カフェ・動物カフェ・ふれあい施設)

動物を見せたり触れさせたりする事業。

該当例

  • 猫カフェ
  • 小動物カフェ
  • ふれあい動物園
  • ホテルロビーの動物展示

ポイント

  • 近年もっとも基準が厳しくなっている分野
  • 衛生管理・動物のストレス軽減対策が必須

⑥ 競りあっせん業(動物オークション)

動物の競り市を開催する、またはあっせんする事業。

該当例

  • ペットオークション主催
  • ブリーダー間取引の場を提供する業務

ポイント

  • 大規模施設が多く、管理基準が厳しい

3. 種別は複数取得も可能|その場合の注意点

多くの事業所は1つに限定されず、
販売+展示、保管+訓練など複合的に運営しています。

ただし注意点としては、

  • 申請手数料は種別ごとにかかる
  • 責任者は「全種別の知識」が必要
  • 施設基準も複合的にクリアする必要あり

複合申請は書類と施設のチェックが複雑になりやすく、
行政書士に依頼されるケースが多いポイントです。


4. 種別を誤るとどうなる?(よくある補正例)

誤り例1:トリミングサロンで預かりを行うが「保管」を申請していない

→ 一時預かりは保管業
→ 施設の一部にケージがあるため補正

誤り例2:猫カフェなのに「展示」を申請していない

→ 飲食との併設では展示業が必須

誤り例3:訪問しつけ(預からない)でも訓練業に該当する場合がある

→ 業務内容の説明が不十分で補正処理


5. 行政書士ができる支援

  • 事業内容から最適な種別を整理
  • 追加すべき種別(見落としやすい部分)の指摘
  • 施設基準の適合確認
  • 長野県との事前相談の代行
  • 書類作成と補正対応

種別の誤りは許可の遅れや、最悪の場合“無許可営業”に該当してしまうため、
適切な区分の判断は非常に重要です。


6. まとめ|事業内容に合わせて正しい種別を選びましょう

種別は簡単なようでいて、
実際には「見落とし」「勘違い」が非常に多い部分です。

事業内容・メニュー・料金体系を整理し、
どの種別が必要か慎重に判断することが開業の第一歩になります。

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